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貴様ら!お時間あったら、ぜひ読んでって下さいね。


by Brother_M
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『サマータイム/Daylight Saving Time (前編)』

玉にはシワシワなものから、ついつい右に寄ってしまったり
左上に上がってしまたったり・・・だとか、いつものようなフザけた記事ではなく
たまには、まともな記事を書いてみたいそんなお年頃の俺が
今回皆さんにお届けするのは、サマータイムについてです。
ただ、勿論いつものように何処からか崩していくつもりですが。
だって此処は俺のサイト、YUMELOG。

さて、いま話題にというか、その制度を導入するか否か
検討されているサマータイム。皆さんはご存知でしょうか?
これが実施されている海外に住む人にとっては、馴染みのある
事ですけど、我々、日本人にとってはピンと来ませんよね?
そこで前編と後編に分け、このサマータイムというものについて
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

このサマータイム、英語圏でsummer time と言っても通じません。
向こうでは〝DAYLIGHT SAVING TIME〟このように呼ばれてます。
このサマータイムを簡単に説明するならば、夏は日照時間が長いから
夏の期間に時計を1時間進め、昼の時間を延ばす。逆に冬は
短いので、時計の針を1時間遅らせ、短くするというものです。
では、何故このような事をする意味があるのか?
それは、まずは省エネ問題が大いに関係してるみたいなのです。

例えば、夏は早くから陽が昇るので、早い時間帯から明るいですよね?
1時間早く仕事が始まったとします。当然その頃は明るい。
そして、1時間早く終わるわけだから、日照時間が長い夏は
まだ明るい時間だったりする。電気を点けずに済む。
こんな単純なことだけではないのですが、まぁ、こんな感じで
省エネに繋がるわけです。あと、エアコンだとかね。

もう一つ言われてる事は、夏の間は日が長いから、仕事などを
早く始め早く終わらせ、明るい時間の余暇を少しでも長く楽しむ。
これです。おそらく、元々はこれがこのサマータイムに対する
謳い文句というか、本来のテーマなのかな???

が、ここで、この習慣がないウチらの間に勘違いが生まれる事が多いわけです。ここがいまいちサマータイムが解らない人の感覚を麻痺させるところで
結局、サマータイムを導入しようがしまいが、一日は24時間。
違うのは、ある一日、つまり、サマータイムに切り替わる時に
1時間時計を進ませる日と、逆に冬時間に1時間遅らせる日だけが、
時計の針の進め方を変えることになる。要は、このサマータイム
というものは、生活リズムを変えるだけで、一日の24時間制を
変えるものではないということ。ここが変な感覚になるんですよね。

例えば、今年のアメリカサマータイムは、4/3午前1:59の次は午前3時となり
逆に10/30(日)午前1:59の次は午前2:00時でなく、1時間戻して午前1:00
となるわけです。これによって、当然、変わる当日から数日の間は
1時間とはいえ時差ボケが出るでしょうね。
例えば、今まで12時にご飯を食べてたのが本来の11時(時計の針は12時)
に食べたりしなければいけないわけですからね。

で、これを日本で実施したことを考えます。
1時間、いまの生活リズムが早くなることを考えてみてください。
仕事でも学校でも今より1時間早く始まるので1時間早く起きて、
1時間早く終わって・・・本当に余暇を楽しめる時間が増えた♪
と喜べるかどうか?を。どうですかね?実際に導入されて味わってみないと
何とも言えないですけど、どうも俺はピンと来ないわけです。
何故なら、ここが日本だからなんです。実は、コレも反対派の意見に
多いのですけど、日本でコレを実施しても意味がない!というもの。
これは諸外国と日本での日照時間の違いにあるのです。

例えば、西ヨーロッパなどでは、21時でも明るかったり、日没だって
22時近くなわけです。少し遠出したりとかしても、22時前に帰るって
なった時、まだ明るいですよね?こうなると明るい時間が1時間でも
延びれば、少し長く明るい時間を満喫できるという意味合いも解かるのですけど、日本でコレをしたところで、夏って19時くらいには暗くなっちゃうでしょ?
明るい時間を延ばして余暇を楽しむなんて言ったって
たかが知れてるような。。。さらに、この明るいor暗い という点だけで
仮に生活リズムを考えるのなら、国内でも差が出てきてしまいます。
日本には時差はないのですけど、日の出と日の入りの時差は
やはり存在するわけで、国内のサマータイムが統一してるのなら
南の方、例えば九州だとかの人は可哀想ですよね。

まったくサマータイムに馴染みの無い俺としては、このように
プラス面よりもマイナス面の方が、際立って見えてしまうわけです。
こんな日本みたいな国でやって、毎日1時間早起きできっかよ!ゴルァ!!と。
ただ、俺としては安易に反対をしてるわけではなく、本当の事を言えば
これを体験してみないと、ハッキリとは言えないってのが本音なわけですが
なんとなく今の感覚だけでは、そう思ってしまうのですよね。。。
実際に体感してみたら、意見も変わるのかもだけど
今はそんな風にあまり思えるような感じがしない。

でも、俺がこのサマータイムをポジ寄りに考えられない一番の点は、
日本人の国民性、もっと言えば、〝現代の日本人〟に合わない気がする。
この点なんです。


(後編へ つづく)
by Brother_M | 2005-05-18 22:59 | news for YUME